Thriller [12 inch Analog]

素晴らしい

good

本アルバムの内容については数多の方がコメントされてますので私はこのアルバムのプロデュースであるクインシー・ジョーンズについて少し。前作「オフ・ザ・ウォール」でマイケルのプロデューサーに起用された際にタイトルのような批判や揶揄をエピック関係者やマイケルの周囲から受けたそうです。しかし結果はご承知の様にスーパーヒットアルバムとなり本作に至ってはモンスターアルバムとしか言いようの無いメガヒットを記録しました。当時、前述のような批判をした者たちはこれらの結果に対して何を思ったのでしょう？きっと半べそかきながら地団太踏んで悔しがったか事でしょう。そもそもジャズ界で成功している人を揶揄すること自体が大間違いです。楽器演奏の優劣や基礎的な音楽的素養の優劣で言えばクラシック＞ジャズ＞ロックポップスの序列でありましょう。マイルスデイビスが「お望みなら世界一のロックバンドを作ってやろうか？」との言を残しています。またロックミュージシャンに対して「どうしてあんな下手糞な連中が法外なギャラを取るんだ」とも。それと８０年代後半から９０年代にかけて一世を風靡したプロデューサーチーム「ジャム＆ルイス」はジェームス・エムトゥーメイとレジー・ルーカスからプロデュースのイロハから全て教えて貰い感謝してもしきれないとのコメントを残しています。御存じの方も多いと思われますが上記二人はマイルス・デイヴィスにその才能を買われ「アガルタ」「パンゲア」という歴史的ライブ名盤の演奏メンバーに抜擢されています。これらからも「あんなジャズ屋云々」等と批判すること自体が大間違いなのです。閑話休題。本作においてクインシー・ジョーンズは自らの豊富な人脈で適材適所に優秀なミュージシャンやアレンジャーを集結させ一部の隙も見せないそれでいて実に心地よい本作のような名作をプロデュースしたのです。以上がレビュータイトルに関しての内容です。最後にMobile Fidelity 盤の音質について一言。マスタリングもこれ見よがしな派手な音に変貌させず音圧も徒に上げないで自然な音を目指したようで非常に好感が持てました。Mobile Fidelity 盤に共通するところですね。ただ他のMobile Fidelity 盤にも共通するところですが決してオリジナルのレコーディング及びミキシングエンジニアの名前を記載しませんね。本作などは名手ブルース・スェーデンの録音無しでは到達出来ないレベルと思われますがオリジナルのマスターへの敬意が感じられ無いのは少し残念な所でした。

マイケル・ジャクソンの代表作、今聴いても、良い曲ばかりです。全世界で4000万枚セールスは凄いとしか言いようがありません。

やはり王道をいくマイケルジャクソンですかねえ！

SACD良いです！限定LPと聴き比べしたかったが、SACDを買ったら、購入制限とかで限定LPは購入不可になってしまった。大事なことは表記して欲しい。

良い

言わずと知れた傑作で、ポップで乗れる飽きない一枚は持っていて損なし。